千葉市緑区S様邸|雨漏り修理|天井に穴が開いて雨水が落ちてくる…台風シーズンに備えて屋根葺き直し・軒天修繕
皆さんこんにちは!
千葉県千葉市緑区のS様より、雨漏り修理・瓦葺き直しのご依頼をいただきました。
誠にありがとうございます!
以前から雨の日に雨漏りに悩まされていたそうです。
瓦のズレや軒天の破損が多々ありました

初回は雨の日にお邪魔させていただき、雨漏りの様子を調査しました。屋根には大きな瓦のズレがあり、雨漏りの主な原因はこれでしょう。
築30年以上経過しているそうで軒天もボロボロにはがれてきていました。これらも屋根裏に湿気が入って建材が傷む原因です。



また、屋根と屋根のに鳥の巣らしきものがありました。これも取り除いていきます。



室内は天井が一部はがれおちており、段ボールなどで塞いでありました。階段にバケツやタオルを敷いて雨漏りをしのいでいる状態でした。
これは一刻も早く修繕しなければなりません。
ズレた瓦を直し応急処置
雨漏りがひどかったため、本工事に入る前に急遽瓦のズレを数箇所直しました。これだけでも雨漏りの悪化を防ぐことができます。



瓦屋根を全て取り外し、下地と防水シート(ルーフィング)を新設
陶器瓦自体は耐用年数が60年ほどあるため、まだまだ使える状態です。一度全て取り外し、下地と防水シートを新設、同じ瓦で葺き直しをしました。






瓦は1枚ずつ固定して地震・強風対策も万全に!

施工前は土葺きでしたが、葺き直しの場合は桟木(さんぎ)という細長い木に瓦をひっかけ、一枚ずつビスで固定します。
こうすることで、地震や強風でも瓦がズレたり飛散することを防ぐのです。
瓦屋根は昔、土の上にそのまま置いて自重で安定させる工法が主流でしたが、阪神淡路大震災でズレや落下が大きな被害を招いたことをきっかけに「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」が制定されました。
現在は台風や地震に備え、瓦を一枚ずつ釘やビスで固定する「全数釘止め工法」が標準となっています。
棟瓦を積み直して固定したら施工完了!




瓦を並べ直し、最後に屋根の頂上部に設置する棟瓦(むねがわら)もきちんと整列させたら施工完了です。ズレないように一つ一つ漆喰と針金で固定しました。
棟瓦ってなに?
屋根の頂上部分「棟」に取り付けられる瓦のことです。左右の屋根面が合わさる最も高い位置を覆い、雨水の侵入を防ぐと同時に、瓦屋根全体を押さえて強風から守る役割があります。劣化するとズレや漆喰のはがれが起こり、雨漏りの原因となることも。
下地とルーフィングを新しくして雨漏り解消!瓦もキレイに並びました


緊急性のある雨漏り状態でしたが、瓦の葺き直しをすることで無事解決しました!
S様も「雨が降るのが憂鬱だったんです。直してもらえて安心しました」と安堵されていました。雨のたびに雨漏り対応となると大変ですよね。



穴のあいた軒天の板金補修や雨樋修理はサービスで行わせていただきました。
台風シーズン前に要チェック!天井のシミや瓦の浮き、外壁のヒビなどありませんか?

今回のように築年数が経ち、瓦のズレや劣化が進んでいると、気づかないうちに雨漏りが悪化しているケースは少なくありません。
これから台風シーズンを迎える時期は、普段は大丈夫でも強い雨風で一気に被害が広がることがあります。
- 天井や壁にシミがある
- 屋根材のズレ・浮き・割れ
- 外壁やサッシまわりのひび割れ
- ベランダやバルコニー床のひび割れ・膨れ・はがれ
上記のような症状は雨漏りの兆候であることも多いです。(屋根以外も雨漏り原因になるんです)
台風前後は修繕依頼も多く混み合うことが予想されますので、少しでも不安を感じたら早めの点検がおすすめです!
雨漏りや屋根のことで気になる方は、ぜひいちずリフォームまでお問い合わせください!
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